忘れられない人

今週のお題「あの人へラブレター」

私の忘れられない人へ

元気にしてますでしょうか?
私はずっとあなたが大好きでした。
一度も口にしたことはなかったのですが。

小学生の時からずっと一緒にいて
一緒にピアノ教室通って。

小学生の頃、私の友達があなたのことが好きと聞いて
可愛い子だったので
“きっとあなたも好きになるだろう”
と勝手に思っていました。

私もあなたの友達とお付き合いを始めていました。
我ながら黒い小学生時代笑笑

やがて中学二年生になり、その子とは私は別れました。
理由は色々ありました。

それはあなたの親からの一言です。
“私の息子と一緒になってほしい”
それは本当に嬉しい言葉でした。

それを知らなかったあなたは
色々な人と付き合ってましたね。

高校は別々の学校に通いました。
目の前の高校でしたが笑笑
お互いどこの学校に行っていたのか知らず
三年生の時に初めて通学路ですれ違い気付き
再び一緒に登下校をするようになりましたね。

それでも“好きだ”なんて言えなくて。

そのままそれぞれの大学に。
私は近くの大学に
あなたは県外の大学に。
離れ離れになりましたが
あなたが誘ってくれるから
何度もあなたのところに行きました。

私は一足先に社会人になり
初めてそこで
告白しました。
でもあなたは、遠距離が嫌だといい
付き合うことはできませんでした。

それでも遊んだりしてましたが
私が転職し
北海道が決まった時。
あなたは
初めて私に告白してくれましたね。
今でも覚えてます。

でも。
もう北海道に行かなくてはなりませんでした。

その返事ができないまま
北海道に行ってしまいました。

何かあれば電話して
何かあればLINEして。

気が付けば年を越して
あなたには彼女ができて。

すれ違ったまま
離れて行きました。

あなたの親に言われた言葉。
今でもたまに言われます。
“会いに行って”

親に言ってないんだね、彼女ができたこと。

私は言いました。
“あなたの息子に彼女ができました。
私たちももう子供ではありません。
もう会いに行けません。”

本当は今でも大好きですが
私にも大切にしたい存在がいます。

それでも言わせてほしい。
あなたの高い鼻、優しい一重の目、声、あなたの綺麗な手、喋り方全部大好きでした。
私にとって
一緒にいて安心できる、何でも話せる存在でした。

きっとこれからも
それは変わらないと思います。

ホントに本気で大好きでした。